今日の一冊 「スマホ脳」
最近、ゆっくり落ち着いて小説が読めないなと思っていました。
小説以外の本だったら読めるのですが、小説はある程度没頭しないと読めないモノなので、単純に、今は小説を読む気分じゃないんだなと思い込んでいました。
そんな時に「超ミニマル主義」四角大輔(著)を読みました。
こちらの本では、ミニマルを追求した著者のミニマル術を知ることができるのですが、デジタル情報を軽くするという章で、スマホの使用が脳に与える影響について触れられています。
その中にアンデシュ・ハンセン著書の「スマホ脳」という本が参考文献として挙げられていて、より詳しく読みたいと思い、手に取りました。
2021年上半期にベストセラーになった「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン(著), 久山 葉子(訳)です。
「スマホ脳」は、スマホが脳に与える影響について科学的な視点で書かれています。
スマホを過剰に使用することで、ドーパミンが過剰分泌し、スマホへの依存が高くなるそうです。そしてスマホが気になって、その他のことへの集中力が低下するのだそうです。
これはまさに自分でも感じていたことで、スマホの中にある新しい情報が気になって、本を読んでいる途中で手にとって見たり、本から連鎖して気になったことを調べようとスマホを手にして、別のものを閲覧して時間が過ぎていたりすることが多々ありました。
小説の場合は、読んでいる途中にスマホを手に取って戻った時に、そこまでのストーリー展開を、もう一度思い出さないと次に進めません。
そうすると読むのに何度も思い返したりして、なかなか読み進めることができません。
ストーリーに没頭して読む方が面白いと分かっていても、スマホを手に取ってしまい、何度も中断していました。そして段々と小説から遠ざかってしまいました。
集中力以外でも、思考力や記憶力など脳への影響は大きく、自分もスマホの影響を大きく受けていることを知りました。
しかも何らかの方法でコントロールしないと抜け出せないということも分かりました。
本の最後に著者からのアドバイスが書かれています。
まずはスマホの利用時間を知ることから。
自分の場合は、この1ヶ月間の週の平均で1日3〜5時間利用していました。
5時間にはかなり驚きです。自覚はありませんでした。
アプリを最小限にしたり、通知をオフにしたり、寝室に持ち込まないなど、まず取り組めそうなことから試してみようと思います。
スマホの利用方法や利用時間を自分でコントロールするところから始めて、どこまで取り組めるか。経過もまた書けたらと思います。