脱プラの取り組み⑧ セルロースのスポンジワイプ
面倒くさがりの私でもできる脱プラスチックの取り組みをご紹介します。
キッチンの台ふきんとして、綿やマイクロファイバーのふきんなど、いろいろと使ってきましたが、少し前に、セルロースのスポンジワイプというモノを導入しました。
セルロースとは、不溶性の植物繊維から作られたモノだそうです。自然素材から作られたセルロースのスポンジワイプには、以下のメリットがあります。
- 自然素材なので、使い切った後にゴミとして処分し、燃やしたとしても有毒ガスが発生しない
- 吸収力がとてもあるので、台ふきんとして使い勝手が良い
- 片手の少ない力で絞れるので、誰にでも使いやすい
- 乾燥しやすいので、カビが発生しにくい
私もかつては、マイクロファイバーのふきんを使用していたこともあります。吸収力もよく乾きも早いですが、プラスチック製なのだそうです。
直径 5 mm 未満のプラスチック粒子、またはプラスチック断片のことをマイクロプラスチックといいますが、マイクロプラスチックは、海に流出すると回収ができないため、海洋生態系へ大きな影響があります。
マイクロファイバーは使用中に、このマイクロプラスチックを大量に発生するそうです。このことを知ると、マイクロファイバーの使用を控えようと思うようになります。
自然素材のセルロースなら、環境に対しても安心して使えます。
私は、17×20センチのスポンジワイプを使用しています。
思っている以上に水分を吸収するのに、片手でぎゅっと絞っただけで水分が放出されます。
力が弱くても絞ることができる上に、乾燥も早いので、誰にでも使いやすいです。
同じく自然素材の綿のふきんを使用していたことがありますが、しっかり絞らないと乾燥しないので、湿気の多い時期には臭いが発生していました。
唯一、スポンジワイプのデメリットは、使う前に濡らす一手間が必要なこと。
乾燥すると質感がパリパリになるのですが、不思議なことにそのままだと、水分を吸収しません。まず濡らすと、水分を吸収します。
その一手間が面倒と思いそうですが、簡単に絞れるので、それほど面倒ではありません。
使い勝手と環境への配慮、両方を満たすセルロースのスポンジは、台所の強い味方です。台ふきん以外の使い方もできるようですので、ぜひ試してみてください。