脱プラの取り組み その7 土鍋
面倒くさがりの私でもできる脱プラスチックの取り組みをご紹介します。
土鍋のススメ
秋になり、新米が美味しい季節になりました。新米をより美味しく食べるには、土鍋で炊くことをオススメします。
土鍋で炊くのは難しそうとか面倒くさい、手間がかかる、時間がかかる、タイマーでセットしておけない等、デメリットを感じる方が多いかもしれません。
最初、私もそう思いましたが、実際に使ってみて、土鍋で炊く方が時間がかかるというのは、違っていることが分かりました。白米であれば、研いだお米を30分ほど水につけて火にかけます。沸騰してから5〜15分弱火で炊いたら火を止めます。10分程度蒸らしたら出来上がり。
我が家は、二重蓋の2合炊きの土鍋なので、沸騰してから4分で火を止めています。お味噌汁やおかずを作っている間に、お米が炊き上がります。炊飯器を使用しても、45分くらいはかかると思うので、時間的なデメリットはありません。
キッチンタイマーを使う
面倒くさい、手間がかかるという点においても、土鍋と炊飯器の差は、時間管理の部分だけです。キッチンタイマーを使用すれば、焦げたり炊けていなかったりすることもありません。
朝起きた時に、炊き上がっていて欲しいという方もいるでしょう。前日の夜にお米を研いで水につけて、コンロの上に置いておきます。朝起きたら火を点けます。顔を洗ってコンタクトレンズを入れて、お湯を沸かす準備をして、、、と何かしらやっているうちに沸騰してくるので、タイマーをつけて弱火にします。そこから15分以内にご飯が食べられます。と考えると、予約炊きはできないとしても、それほど時間をかけずにご飯が炊けます。
仕事から帰ってきた夜でも、帰宅して手を洗ってまずお米を研いで、水につけてコンロに置いて、タイマーをセットします。部屋着に着替えたりして、おつまみを準備しているうちに30分経つので、火を点ければ、晩酌しているうちに炊き上がりです。
フッ素加工とは
また、今回のテーマでもある脱プラという視点でも土鍋に軍配が上がります。炊飯器のお釜はフッ素加工されているものが多くあります。
フッ素加工とは、フッ素を含んだプラスチックのことをフッ素樹脂と呼び、フッ素樹脂をコーティングしたもののことです。焦げてこびりつくのを防ぐため、フライパンやお鍋でもよく使用されています。
プラスチックが含まれたフッ素加工が施されていないモノを選ぶことで、脱プラスチックの道へつながります。その一歩目として、土鍋は毎日のことですし、取り入れやすいと思うので、オススメです。
なお、しゃもじはプラスチックでないものを使うことを、お忘れなく。私は、広島県宮島で購入した干支のしゃもじを使っています。素材は木です。購入後1年飾ってから、古いモノを処分して、使用しています。使用前にさっとお水にくぐらせれば、お米がつくこともないです。柔らかい素材なので、土鍋を傷つけることもありませんし、臭いがつくこともありません。
おわりに
美味しく食べられる上に、脱プラにつながるとなれば、土鍋を使わない手はありません。
何より、炊飯器で炊くよりもふっくら美味しいご飯が味わえます。炊いたあとしばらくそのままにしていても、お米の味が落ちません。一度土鍋ご飯の美味しさを知ったら、炊飯器には戻れないです。我が家に炊飯器はありません。
ご飯用の土鍋を買うことに躊躇してしまう方は、まずは家にある土鍋や鋳物の鍋で炊いてみては如何でしょうか。鋳物で有名なストウブ やル・クルーゼの、お米用ではない鍋でも美味しいお米が炊けます。是非試してみてください。
さて、いい時間になったので、そろそろ土鍋で炊いたご飯を食べようかな、、、。